車椅子使用者必見!クッションの必要性について考えたことありますか?

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どーもー!マックスです!今回は車いすクッションの必要性について解説します。

これから車いすを使用するのだけど、どんなクッションがあった方がいいの?

家にあったクッションを使っているけど、車いすに座っていると段々お尻が痛くなってくる。専用の良いクッションの方がいいの?

車いすに乗っているとお尻が段々痛くなってきたり、体がずれてきたりしませんか?短時間の使用であれば問題ないかと思いますが、長時間座っているとお尻が痛くなるのは車いすに限ったことではないと思います。多くの方はこのお尻の痛み緩和の為にクッションを用いられますが、車いす専用のクッションは痛みの緩和のみが役割ではないのです。ほとんどの方が知らない車いすクッションの必要性について今回は解説していきます。

車いすクッションの役割は3つです。

一つ一つ詳しく解説していきます。これから車いすの各部名称が出てきますが、予め図にて各部名称を示します。本グログでは下記で統一しています。

※車いすメーカーや文献によって多少名称が異なります。他のサイトを確認される場合は、そこでの名称にご注意ください。

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車いすクッションの役割①圧分散

圧分散という言葉は日頃、耳にしないかもしれませんが、「身体にかかる圧力を分散させる」ことです。車いすで例えるなら、体にかかる重力(負荷)をお尻だけで支えるのではなく、お尻や太ももでも支えることで、お尻の負担が減るというイメージです。冒頭で出てきたずっと座っているとお尻が痛くなってくるというのは、お尻だけに負荷がかかっていたり、長時間同じ姿勢で負荷がかかり続けているために痛みが発生します。

では車いすクッションを活用することで、圧分散がなぜできるのかというと、1.車いすを適正寸法にする、ことと2.突出している骨が沈んで全体で圧を支える。という2つがあります。

1.車いすを適正寸法にする

車いすは既製品をご購入されることが多く、その車いすがその方にとって適正寸法ではないことが多くあります。車いすの適正寸法を詳しく確認されたい方は別記事「福祉用具のプロがお教えする失敗しない車椅子の選定方法」をご参照ください。ここではその適正寸法の一部をご紹介します。

ほとんどの車いすはフットサポート長が調整できるようになっていますが、フットサポート長を調整しても適正長さよりも短い場合、太ももが座面から浮いてしまい、お尻だけで体を支える状態になります。(身長の高い方によくあります。)この時、クッションを座面に敷くことで太もももとお尻がしっかりクッションに接地し、太ももとお尻で体(圧)を支えることができます。車いすクッションは様々な厚みのものがありますので、適正寸法になるよう厚みを選びます。

2.突出している骨が沈んで全体で圧を支える

上記1.を満たし、太ももとお尻で体を支えることができていても、標準の座面に座っていると坐骨部分に体重(負荷)がかかりやすくなります。坐骨とは左右のお尻の真ん中あたりにボコっとある骨です。骨は固く突出しているため、太ももやお尻全体の中でも主に突出している骨部分へ体重がかかりやすくなるからです。

ここで体圧分散性の高いクッションを活用することで、突出している骨の部分が沈み込み、太ももやお尻全体で均等に体重を支えることができるようになります。

車いすクッションを活用し、1.車いすを適正寸法にする、ことと2.突出している骨が沈んで全体で圧を支えることで、圧分散ができます。これにより座っている時の痛みを軽減し、床ずれのリスクも軽減することができます。

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車いすクッションの役割②良い姿勢を支える

椅子の上に座っている時と、バランスボールの上に座っている時ではどちらが良い姿勢を保てますか?

だれもが迷わず「椅子の上」と答えると思います。極端な例えでしたが、車いすはどうでしょうか。よく見かける車いすは折りたたみできることもあり、座面は布を1枚張ってあるだけの状態です。このような座面をスリングシートと呼びます。他にもキャンプ用の折りたたみ椅子もスリングシートです。

スリングシートは座ると座面が丸みを帯びて、骨盤が左右に傾いたり安定しない状態になります。その上、頭は水平を保とうとしますので、背骨が左右に曲がってしまい腰や背中が痛くなります。また、背シートもスリングシートのことが多く、骨盤や背骨を後ろからも支えることができず、より不安定な姿勢になります。

車いすの良い姿勢、悪い姿勢を詳しく知りたい方は別記事「絶対に注意したい!車椅子の悪い姿勢〜たった2つの心がけ〜」を合わせてご確認ください。ここでは良い姿勢のみご紹介します。

この良い姿勢を支えるために安定しないスリングシートではクッションを用いて骨盤を安定させます。筋力の低下によって姿勢を保持できない場合や、滑って骨盤が徐々に後退する場合、骨盤を立たせるためにアンカーサポートの入ったクッションを活用します。アンカーサポートとはクッションの前側が厚くできており、クッション後側が薄くできている、もしくはクッション後側のみ柔らかくできており、骨盤部分のみがぐっと沈むことにより、お尻の前ずれを外的に防ぐものです。

しかしこれはあくまで、良い姿勢を支えるための外的サポートで、前ずれなど悪い姿勢を根本的に解決する手段ではありません。悪い姿勢への僕なりの考えは前記事に記載していますのでそちらをご参照ください。「絶対に注意したい!車椅子の悪い姿勢〜たった2つの心がけ〜

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車いすクッションの役割③動きを補助する

車いすクッションの役割、最後は動きを補助することです。「車いすクッションの役割①圧分散」でもありました、車いすを適正寸法にすることがここでも重要なクッションの役割になります。車いすから立ち座りする際に、前座高が高すぎると足が床に着かず、動作が不安定になります。反対に前座高が低すぎると、立ち座りする際に下肢への負担が大きくなります。

前座高が低い場合はクッションを活用することにより、前座高を適正高さにすることで、立ち座り時の下肢への負担を軽減し動作を安定させることができます。適正な前座高の高さは下記の通りですが、その他車いすの適正寸法を知りたい方は別記事「福祉用具のプロがお教えする失敗しない車椅子の選定方法」をご確認ください。

また、「車いすクッションの役割②良い姿勢を支える」でありましたアンカーサポート付きのクッションは、車いすを足こぎされる場合、不向きなクッションになります。クッション前方が厚くできていたり、お尻側がぐっと沈み込む為、足が床から離れてしまい床を蹴りにくくなるからです。その際は薄めで、骨盤を支える構造のクッションを選定します。骨盤が正しい位置で立つことで足に力を加えやすく、座面が高すぎないことで足こぎがしやすくなります。

この骨盤を支えるというクッションの役割は他にも効果があります。自走式車いすを車いすに乗っている方ご自身で操作する時、上半身を使って車いすを操作します。この時、体のバランスが不安定だと操作がしにくくなります。骨盤を支えることによって体のバランスが保たれ、自走しやすくなります。この「骨盤を支える=体のバランスを保つ」ことは車いす上での様々な動作を補助します。

まとめ

以上、車いすクッションの必要性について解説しました。ちょっとした買い物や通院などで短時間の車いす使用の場合、家にあるクッションなどで代用して頂いても大差はありません。しかし長時間車いすを使用される場合は、①圧分散②良い姿勢を支える③動きを補助する役割から、専用の車いすクッション活用をおすすめします。

乗り心地が悪い使いづらい痛い、そう感じてしまうとそれは福祉用具の車いすではなく、ただ人を乗せて運ぶだけの台車と変わりないと思います。長時間、長期間共にする車いすであれば自分にあったものへ、カスタマイズしてみてください。クッションの選び方やおすすめは今後記事にしていきます。

このブログを参考に少しでもだれかの生活に笑顔が増えると嬉しいです。読んでくれてありがとうございました。




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