買う前必見!失敗しない車いすクッションの選び方とおすすめ厳選4種

車椅子
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どーもー!マックスです。今回は車いすクッションの選び方を解説します。車いすクッションの購入を検討されている方は、失敗しないためにも一度本記事を一読ください。きっとあなたに合ったクッションの選び方が分かります。

車いすクッションを購入したいのだけど、沢山あってどうやって選べばいいのかわからない?

プレゼントで考えているので失敗はしたくない。いくつかおすすめをまとめて比較したい!

車いすクッションは決して安くはありません。普通のクッションであれば100均でも売っている今の時代ですが、それでも車いすクッションの必要性は前記事で解説しました。まだご覧頂いていない方は、なぜ車いすクッションが必要なのか「車椅子使用者必見!クッションの必要性について考えたことありますか?」を一読いただければと思います。

安くはない車いすクッションを購入するのに、失敗したくはないですよね。僕は年間100件以上の新規高齢者の方のご自宅へ訪問し、様々な福祉用具の提案や選定を行っています。ここでは車いすクッションの選び方と僕がよくご提案したり、ご利用頂くことが多いおすすめのクッションも合わせてご紹介します。

車いすはオーダーメイドで作ることができますが、その場合かなり高額になります。その為ほとんどの方は、既製品の車いすを使用されていると思います。自分には若干合っていない車いすも車いすクッションを活用することで、ご自身に合ったサイズや動きやすい車いすへ補助してくれます。是非ご自身に合う車いすクッションを選び、車いすをカスタマイズしてください。

これから車いすの各部名称が出てきますが、予め図にて各部名称を示します。本グログでは下記で統一しています。

※車いすメーカーや文献によって多少名称が異なります。他のサイトを確認される場合は、そこでの名称にご注意ください。

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車いすクッションの選び方

前記事「車椅子使用者必見!クッションの必要性について考えたことありますか?」で解説した車いすクッションの役割は3つです。

車いすクッションを選ぶ前に、まずはクッションを使うご自身の目的はなにか、そして使用される方のご状態を整理します。

車いすクッションの目的とは車いすクッションが解決できる課題としてください。当たり前ですが、「車いすのブレーキが使いづらい」などは車いすクッションが解決できる課題ではない為、目的となりません。

「お尻が痛くなるのを改善したい」「姿勢崩れを改善したい」などは車いすクッションが解決できる課題なので目的となります。

〜目的を明確にする〜車いすクッションに求めること

車いすクッションの利用を考えられる方は、車いすに対して何かしらの不満や不適合を感じられていることが多いです。まずはその目的を達成できなければ意味がないので、目的を明確にしていきます。上記で思い浮かべて頂いた目的が複数ある場合は、目的の優先順位をつけ重点をどこに置くか考えます。

特に目的なくクッションの検討をされている方もいると思いますので、よくあるクッションの目的をご紹介します。その中からクッションに求めたい目的を考える参考にしてください。

よくある目的①痛みの緩和

1つ目は車いすに座っていると段々お尻が痛くなってきて、その痛みを緩和するための使用目的です。

車いすの多くはスリングシートと言い、座面が布を1枚張ってあるだけのものが多いです。車いす以外にもキャンプ用の折りたたみ椅子もスリングシートです。キャンプ用の椅子に座ったことがある方は想像しやすいかと思いますが、スリングシートは誰でも30分座っているだけで痛くなってきます。

スリングシートは布1枚のため長時間座っていると、骨などの突出した部分に負荷(体重)がかかりやすく、お尻や腰が痛くなってきます。この場合、体圧分散性の高いクッションを選定することで痛みの緩和が期待できます。

※体圧分散とは、体圧(負荷)が集中しやすい骨などの出っ張った部分が沈み込み、太ももやお尻全体で圧を支えることで、負荷を全体に分散させることです。

よくある目的②車いすの高さ調整

車いすの乗り降りをする際に、前座高(座面の高さ)が高すぎると不安定になり、低すぎると下半身への負担が大きくなります。車いすの適正前座高は基準があり、この適正高さに合わせるため、クッションを使用します。

よくある目的③姿勢崩れを改善したい

車いすに長時間座っていると段々姿勢が崩れていくことが多くあります。先程の布1枚の座面であるスリングシートは、更に姿勢崩れを助長します。この姿勢崩れに対して、僕の考えはクッションだけでは改善されないと別記事の「絶対に注意したい!車椅子の悪い姿勢〜たった2つの心がけ〜」にて解説しています。しかしながらクッションも姿勢崩れの対策手段の1つであります。

どのような姿勢崩れが起きるか、その姿勢によって原因も異なります。原因が変わるとその対策も異なってきますので、どのような姿勢崩れを改善したいかも明確にするようにしてください。

よくある目的④床ずれの予防

車いすやベッド上の時間が長くご自身で動くことが難しい方は、床ずれのリスクがあります。

床ずれとは専門的に褥瘡(じょくそう)とも呼ばれ、長時間皮膚が圧迫されることで、血が通わなくなり皮膚の組織が死んでしまった状態のことです。特に骨など突出している部分に起こりやすく、重症化すると筋肉や骨にまで傷が広がり、激痛で長期的な治療が必要になります。

床ずれの4大原因とされているのが下記です。

  1. 圧迫
  2. ずれと摩擦
  3. 蒸れ(汗や失禁)
  4. 栄養不良

1.圧迫と2.ずれと摩擦に関しては、定期的な姿勢変更や車いすクッション・ベッドマットレスでケアすることができます。

1.圧迫に対しては「よくある目的①痛みの緩和」でも解説した通り、体圧分散性の高いクッションでケアします。

2.ずれと摩擦とは、車いす上でお尻が段々前にずれてくる姿勢の時に、坐骨周辺にかかるずれ力と摩擦力のことです。このずれと摩擦に対しては、ずれ力を緩和できるずれ力の吸収性が高いクッションでケアします。

よくある目的⑤丸洗いしたい

失禁が多い場合や、定期的にカバーだけでなくクッションごとメンテナンスしたい方は、丸洗いできるクッションを選定します。丸洗いまで必要ない場合は、防水カバーのものを選定することにより、クッション中まで浸透しないように対応することも可能です。

いかがですか?車いすクッションを使用する目的が明確になってきましたでしょうか。複数目的がある場合は何を優先されるか、優先順位をある程度イメージしてください。目的の把握ができたら次に目的に合ったクッションの素材を選びます。クッションの素材はいくつかあり、特によく出ている素材の特徴を解説します。

〜素材から選ぶ〜車いすクッションの素材別特徴

車いすクッションの素材はいくつかあります。商品によってはハイブリットタイプと呼ばれ、複数の素材を使用してそれぞれのいいところを取り入れたクッションもあります。素材別の特徴表を参考にそれぞれ簡単に解説します。

※体圧分散とは上記「よくある目的①痛みの緩和」を参照ください。
※ずれの吸収とは上記「よくある目的④床ずれの予防」を参照ください。
※安定性とは、姿勢の保ちやすさです。安定性が◎だと姿勢を保ちやすいとお考えください。
※へたりとは、クッション使用後に元々の厚さよりも薄くなって厚みが元に戻らない状態や、一部分だけ柔らかくなってしまうことです。へたりが◎だとへたりにくいとお考えください。

ウレタン

姿勢の安定感は非常によく、軽量で安価なため車いすクッションの代表的な素材です。体圧分散性に優れていますが、長時間座り続けていると、クッションの厚みが段々薄くなってしまい、体圧分散性が悪くなります。定期的に立ち座りしてクッションへの負荷を開放してあげる必要があります。

介助をあまり必要としない方で、姿勢保持やお尻の痛み対策を目的としている方におすすめです。

ジェル

ジェルは体圧分散性が高く、ずれの吸収性能も高い素材です。姿勢保持の安定感も高く、へたりにくい素材であるこも特徴です。CMなどで卵を落としても割れないクッションで認知度も上がってきており、最近では安価なものも多く販売されています。安価なものは姿勢保持の安定感がよくないこともありますのでご注意ください。他のクッションに比べ重めであることや、夏は熱く冬は冷たくなりやすい気温に左右されることがデメリットです。

ご自身で動くことが多く、生活の多くを車いすで過ごしている方におすすめです。

エア

中に空気が入っているクッションで体圧分散性は、全素材の中で最も高いとされています。空気が抜けると空気を入れる手間がかかりますが、その分へたりはなく半永久的に使用できます。(※穴が空くと使用できなくなります)空気のため姿勢保持の安定感は悪く高額なことがデメリットとしてあげられます。

ご自身で動くことはなく、車いす時間が長いなど床ずれのリスクが高い方におすすめです。

〜注意点〜買う前に確認すべきポイント

よくある車いすクッション購入の失敗をまとめました。最低限下記をご確認頂ければ大きく失敗することはないと思います。

注意点①車いすの高さを確認

上記の「よくある目的②車いすの高さ調整」では車いすクッションを活用する目的として、低かった車いすの前座高を高くすることもあると解説しました。しかしそれが逆にデメリットになることもあります。前座高を高くしたくない方が、厚いクッションを使用すると前座高が高くなりすぎます。前座高が高過ぎると立ち座りが不安定になったり、足こぎができなくなります。

クッション導入で前座高だけでなく、肘掛けの高さも変わります。クッションの厚み分、前座高は高くなったに対し、肘掛けは反対に厚み分低くなります。肘掛けが低くなりすぎると、体が安定せず横に倒れたりと姿勢崩れの原因になります。

クッションの素材にもよりますが、クッションは座るとある程度沈み込みがあります。クッションの沈み込みは−1,2cmほどで見込んで適正高さをご確認ください。

例えばクッションの厚みが5cmであれば沈み込み−1,2cmを考慮し、車いすの前座高にクッションの厚み3,4cmがプラスされると考えます。肘掛け高さも同様に、クッションの厚み3,4cm肘掛けが低くなると考えてください。

あくまで目安なので適正高さはある程度近しい数字であれば許容範囲です。細かく求め過ぎなくてもよいと個人的には思います。

注意点②車いす座面の奥行き

車いすの座面奥行きがクッションの奥行きより小さいケースもあります。その場合、車いすの座面からはみ出てしまったクッション部分は体重がかかるとグニャっと下に曲がってしまうため、お尻がずれ落ちる危険もあります。車いす座面の奥行きとクッションの奥行きが同じだとベストですが、1,2cmほどは許容範囲です。

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素材別おすすめクッション

ご自身の目的にあったクッション素材はありましたでしょうか。すべての目的を網羅できない場合は、優先順位の高い目的に合った素材をお選びください。

ハイブリットタイプの(複数の素材を用いた)クッションは各素材のいいとこ取りをしたもので、目的をすべて叶えることができる可能性もあります。ハイブリットタイプのおすすめもご紹介しますので、ご参考にしてください。

職業柄、介護保険を用いてレンタルできる車いすクッションを沢山取り扱っているため、おすすめする車いすクッションは購入金額が高めのものになります。安価なものをお求めの方には申し訳ございませんが、性能や使い心地は自信を持っておすすめできますので、よろしければご参考にしてください。

ウレタン


座面用6種類+背中用1種類のバリエーション豊富な車いすクッションです。複数の固さの違うウレタンで構成されており、姿勢保持と体圧分散性に優れています。この構造でこの値段はかなりの破格です。僕は長時間連続で車の運転をするのですが、本製品を使用し2,3時間座っていてもお尻は痛くなりませんでした。軽いので持ち運び便利、色んな場所で使用できます。個人的なおすすめは薄めのタイプ5とタイプ6です。クッションの厚みは車いすの適正前座高になるように決めますが、車いす以外の色んな場所で使用する場合、薄いほうが座面の高さを合わせやすく、使い勝手がよいです。

ジェル


ブレスエアーという素材が下層に入っており、振動吸収に優れているため外出時の段差昇降で負担を軽減してくれます。上層のジェルはお尻と足の形状に成型されているので、姿勢保持も安定します。ジェル特有の体圧分散とずれの吸収で、長時間座る方におすすめできます。長時間使用しても耐久性はばっちりです。カバーはもちろん、内部のクッションも水洗いすることが可能で、失禁などの汚れも洗い流すことができます。カバーは通気性の良いタイプと防水タイプの2種からお選びください。

エア

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ロホクッション ミドルタイプ
価格:49115円(税込、送料無料) (2022/5/15時点)


最高クラスの体圧分散性で、医療従事者からも支持が多い車いすクッションです。床ずれのリスクが高い方は、ロホクッションをご活用頂くとほぼ間違いないかと思います。

個人的な使用した感想は空気の調整が難しいです。適正な空気量が分かりにくいのが難点ですが、その点は別売りの「スマートチェック」を購入すると空気管理や適正な空気調整が目視で確認できるようになります。お尻の痛みは感じず長時間座っていられる体圧分散は非常に優れているのだと感じます。

ジェル+ウレタン

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

アウルREHA レギュラー <加地>
価格:17930円(税込、送料無料) (2022/5/15時点)


個人的に1番おすすめの車いすクッションです。ご提案したときの満足度がかなり高いです。姿勢保持はもちろん体圧分散性とずれの吸収を兼ね備えており、豊富なラインナップの為、床ずれのリスクが高い方/低い方、姿勢保持ができる方/できない方とご状態に合わせてタイプを選択できます。高額であることがネックですが、車いす使用者のすべての方におすすめできます。使用していても沈み込みや底づきの不安は全く無く、ヘタリにくく長く使用することができます。

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まとめ

今回は車いすクッションの選び方と、おすすめクッションをご紹介しました。購入前に実際に確認できればいいのですが、可能であれば店頭やレンタルで実物をご確認ください。個人的に車いすクッションを選ぶ際に大切なのは、ご本人の意見と目的の優先順位を付けることだと思います。

ご本人抜きでご家族がクッションを購入するケースも見受けられます。ご事情があると思いますので、必ずご本人同伴は難しいかもしれませんが、その場合は極力ご本人の意見も忘れないよう、お伺いしてください。

また、車いすクッションの目的が多くある場合、あれもこれもとなってしまいがちです。必ずすべての目的を叶えられるものではないので、あらかじめ目的に優先順位をつけ本来の目的を見失わないようにすることも大切だと思います。

本ブログを活用頂き、車いすクッションでご自身にあった車いすへとカスタマイズしてみてください。その他おすすめクッションは別記事で細かくご紹介する予定です。よろしければそちらもUP後ご確認ください。

このブログを参考に少しでもだれかの生活に笑顔が増えると嬉しいです。読んでくれてありがとうございました。




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